こんにちは。シンクスクールジュニア事務局です。
今日は、まなびのとまり木 代表、株式会社fuchi 代表取締役でドキュメンタリー製作者の小町谷健彦さんの授業の2回目です。
先週お休みした方がいたので、もう一度自己紹介から始まりました。
3人1組で、お話しする人・聴く人・見る人に分かれて、聴くこと…相手の心を想像すること…を体験しました。
「言ったからといって 伝わっているわけではない」ことも確認しましたね。
「聴く」という難しい漢字の「きく」は受け身にきくのではなく、能動的にきくこと…「相手の気持ちを想像すること」でした。
今日はもう一段階すすんで、「気づく能力」について学びます。
「気づく」というのは、人間が持っている本能です。
まずは、2分間目を閉じて自分のからだを感じる。
できるだけ長く息を吸って、できるだけ長く息を吐く。
次に自分の周りにあるものを見てみます。正面の壁、左右の壁、床、天井。
私たちは、耳や目などいろんなもので世界を感じていますが、実は自分がみたいものだけしか見ていないようです。
目の前にある壁を見て新しい発見をしよう。気がついてないことを探してみよう。
今度は目をつぶって正面の壁に意識を向けてみましょう。
意識を向けるってどういうことかな?
目をつぶっていると、最初は真っ暗。
部屋を思い浮かべてと言われると、
部屋の様子が頭の中に浮かんできませんでしたか?
このように意識を向けないと、あってもなかったことになってしまいます。
それからみんなの輪の中にオブジェを置きました。
見つめる、また目を閉じる。
頭の中でオブジェを想像する。消してみる。
思い浮かべたり、消したりってどんな感じ?
今感じたことを、言葉にできなくてもいいけど、この感覚を掴んでみましょう。
これは話を聴くことも同じです。
最後に、お話しする人・聴く人の2人1組になります。
テーマは「最近すごく気になったこと」です。
ポイントは、どんなことか、どんな気持ち、どうしてか。
話した人は、伝わったかを考えます。
聴いた人は、どうしてかなと考えます。
そしてお互いに気づいたことを話します。
相手の心の動きに思いを馳せる。
相手の頭の中を想像できましたか?
見ているものが違うので確認し合うことが大切です。
何かするのには、必ず理由があります。
相手にも〇〇をする理由があると想像できたらよいと思います。
理由がわかると世界が変わって見えます。
聴くために心と体の準備をする。
自分の話を聴いてくれたと思えるからこそ相手の話を聴けるようになるのです。
今まで当たり前のようにやってきた「聴くことと話すこと」をしっかり学んだ2週間でした。
小町谷さんのお話は、みんなに伝わったようですね。
今日はここまで。
来週は「まちを切り取る風景画」です。
お楽しみに。
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